

ファミリーホスピス鴨宮ハウス
■働きやすい高齢者住宅内の訪問看護ステーション 今回は神奈川にあるファミリーホスピス鴨宮ハウスの高橋代表と看護師である戸松管理者にインタビューを行いました。このファミリーホスピス鴨宮ハウスは、高齢者住宅に訪問看護ステーションを組み合わせた住宅です。これまでは、地域の住宅に訪問看護を1軒ごとに行うステーションの管理者にインタビューを行っていました。今回は施設内の訪問看護ステーションの管理者にインタビューを行っています。施設内で看護師がケアを行うため、従来の訪問看護に比べ、重度者に対応することが容易になります。重度者対応が可能な今後、注目される高齢者住宅と言えるでしょう。 戸松管理者がファミリーホスピスに関わることになったきっかけは、ここの働き方が今の自分に合っていたと言います。まだ子供の学校で委員をしなくてならない、また土日に子供に対して割く時間が多い。だからできるだけ日勤が中心の勤務形態であれば良いと思われていたそうです。24時間対応が当たり前のようになってきた訪問看護ステーション。また在宅で重度者を看るようにしたいという国の思惑もあり、土日の訪


レディーバグ訪問看護ステーション
■武蔵小山にある赤を貴重としたオシャレな訪問看護ステーション 今回のインタビューは東京の武蔵小山を中心に「レディーバグ訪問看護ステーション」を運営する足立栄子代表です。開設して約1年半が経とうとしている訪問看護ステーション。1年以内に閉鎖する訪問看護ステーションも増えている昨今、開設当時と変わらない思いで運営されている足立代表に、開設のきっかけやステーションの方向性、これから訪問看護師になる方へのメッセージをお聞きしてきました。 実は筆者、レディーバグ訪問看護ステーションの開設パーティーに参加しています。1年半前にも思いましたが、かわいいステーションだなと今回再確認していました。オフィス全体が白と赤で統一されていて、今風な言葉で言うと女子力高い!という印象を受けます。ユニフォームも赤と白になっています。多くのステーションは、利用者や家族が訪問することが滅多にないため、居抜きのオフィスみたいなところも少なくありません。ただ女性が多い訪問看護師、オシャレなユニフォームやオフィスであればそれだけモチベーションも上がると思います。看護師はいろいろな意味で
人は人にしかついてこない。看護師は・・・
今回は訪問看護ステーションの運営において重要なポイント、人のマネジメントについてお伝えしてきたいと思います。最近、私はカリスマとたまに言われるようになりました。このカリスマと呼ばれる理由はビジネスモデルと人のマネジメントに注力してきた結果だと思っています。今回は訪問看護ステーションにおける、人のマネジメントについて紹介します。特に重要な点は看護師のマネジメントです。キーワードは冒頭にもあるように「人は人にしかついていかない」ということです。それでは看護師は?この答えをあなたなりに導きだすことが安定したステーション運営に繋がるでしょう ■管理者看護師が突然の独立宣言 訪問看護業界が拡大する中、多くのステーションでいろいろな問題が起こっています。私が知る中でも、管理者看護師が突然独立しステーション運営に支障をきたす問題が起きました。ある訪問看護ステーションは診療所の患者を補助するために立ち上がりました。そこで管理者として起用された看護師のAさん。Aさんは訪問看護の経験があり、かつ優秀でした。順調に患者数を増やしていく中である日、Aさんは自分を雇用して


みんなのかかりつけ訪問看護ステーション
■再入院させない、在宅に問題があるのではないかと思った 今回は、名古屋市内で「みんなのかかりつけ訪問看護ステーション」を運営する株式会社デザインケアの藤野泰平代表に訪問看護に関するインタビューを行いました。訪問看護ステーションを立ち上げて、1年8ヶ月となる藤野代表。現場の最前線で働く訪問看護師であり、一人の経営者という立場で働かれています。これまで訪問看護ステーションを運営してきた、強い思いや今後の方向性、これから訪問看護師として働く方へのメッセージを語ってもらいました。 藤野代表曰く、訪問看護ステーションに関わるきっかけは病院時代の経験からでした。急性期病等で働く中で直面した問題、どんなに良い状態で在宅へ退院してもらっても、すぐに再入院してきてしまう。同じことが繰り返している現状がありました。再入院の原因は在宅にあるのではないのか?そう意識し始めたことが在宅へのきっかけでした。 ■自らの訪問看護ステーションを立ち上げ、現在1年8ヶ月 複数の訪問看護ステーションの立ち上げを経験された後、現在では自ら訪問看護ステーション「みんなのかかりつけ訪問看護


レディーバグ訪問看護ステーション(その2)
■最近訪問看護師になった人は何故、訪問看護を目指すのか? 今回が訪問看護師になって間もないナースにインタビューを行いました。これから訪問看護師を目指される方へのホームページを作っていますので、いつも経営者や管理者へのインタビューが多くなります。今回は実際に訪問看護師になって間もない方にインタビューを行い、今までとは違う視点で読んでいただきたいという思いがあります。先日インタビューを行った足立代表が運営するレディーバグ訪問看護ステーションで働く相馬ナースです。 相馬ナースが訪問看護を目指すきっかけはと聞くと、すぐに学生のときに経験した訪問看護の実習だと答えてくれました。病院や他の施設等にも行きましたが、療養している人の表情が全く違うと感じられたそうです。卒業して病院で働くことがあったとしても、訪問看護で働くと決めていたそうです。訪問看護に関わる人であれば、相馬ナースみたいな方が増えてくれることを祈るばかりです。 大学病院に3年勤めてから訪問看護に飛び込んだ相馬ナース、実際に訪問するようになって、どのように感じているのでしょうか?病院は治療の場である


街のイスキア訪問ナースステーション
■立ち上げて5ヶ月目、黒字化が見えた今が正念場? 今回は「街のイスキア訪問ナースステーション」の代表理事、石川麗子氏にインタビューを行いました。訪問看護ステーションを立ち上げて約5ヶ月が経過。やっと利用者が増え、黒字化しますと自信を持って言ってくれた石川氏。ただインタビューを行った私にとって、今までのインタビューと何かが違うと、インタビュー開始5分で感じていました。 こんなにマイルドなナースの管理者って今まで会ったことがない。私は今まで多くの管理者をしているナースに会ってきました。管理者をしているナースの方は良い意味で尖っている部分がある人が多くいます。私の看護観は○○を重視しています、このステーションは地域に対してこういったサービスを提供し地域を支えていく、など時にはインタビューをしている私が強すぎると感じるくらいの思いを持っています。 一方で石川代表と話をしていると、インタビュー中にもかかわらず家にいるかのような気持ちになります。流れる空気感がゆっくりでリラックスして話すことができるのです。空気感はリラックスしていますが、訪問看護に対する取り